2026/05/13 17:10




※着物をリメイクして仕立てた本藍染めの一着

皆様こんにちは。
工房たけ徳島です。

藍染の製品を使っていると、
「少し色が変わってきたかも?」と感じることがあります。
これは劣化ではなく、
藍染ならではの自然な変化です。
今回は、藍染の色がどのように変わっていくのか、
その理由と楽しみ方についてご紹介します。

■ 藍染はなぜ色が変わるのか
藍染の色は、日々の使用によって少しずつ変化していきます。
主な理由は、摩擦や光、そして時間の経過です。
着用やお手入れの中で生まれる摩擦や、
日光に当たることによって、
色はゆっくりと落ち着いたトーンへと変わっていきます。
これは天然染料ならではの性質で、
均一に変わるのではなく、使い方によって表情が異なります。

■ 変化は「味わい」になる
色が変わると聞くと、
「劣化してしまうのでは」と感じるかもしれません。
けれど、藍染にとってこの変化は、
むしろ魅力のひとつです。
少しずつ色がやわらぎ、
生地の風合いとともに、
落ち着いた美しさが生まれていきます。
新品の状態とはまた違った、
自分だけの一着へと変わっていく過程です。

■ 長く使うほど、自分の色になる
藍染は、使う人の暮らしの中で育っていく素材です。
どのように着て、どのように使うかによって、
色の変わり方にも個性が出てきます。
同じ製品でも、まったく同じ変化をすることはありません。
時間を重ねるほどに、
その人だけの色になっていく。
それもまた、藍染の楽しみ方のひとつです。

■ 藍染め作家からのひとこと
藍は生きています。
少しずつ変わっていく色合いも含めて、
暮らしの中で楽しんでいただけたらと思います。
藍染は、完成した瞬間が終わりではなく、
使い続けることで、少しずつ表情が深まっていく素材です。
その変化も含めて、
日常の中で楽しんでいただけたら嬉しいです。